夏の強い陽射で鉢内が高温になることによって、葉が焼けてしまうブルーベリーの葉焼け。
我が家の庭では、この葉焼けが毎年のように発生してしまっています。
この記事は、当地、山形での今シーズン(2020年)のブルーベリー葉焼けの記録です。
あわせて、僕はブルーベリー栽培4年目の初心者ですが、その期間で実際に経験したことをもとに、葉が焼けてしまったブルーベリーはその後どうなってしまうのか?枯れてしまわないのか?などを紹介します。
注意点としてこの記事は、葉焼けによってブルーベリーの葉が部分的に枯れてしまった、一部分が枝だけになってしまった場合の話です。また、暖地ではない山形での経験にもとづいています。
今シーズン(2020年)の葉焼けの被害記録
6月
我が家の環境下では、5月や6月にも鉢内が高温になり、葉が焼けてしまいます。
今年は6月にカロラインブルーの葉が焼けてしまいました。
その時の様子はこちら。
8月
毎年言ってるような気がしますが・・・、今年の夏は暑かった!
それでも、今年の夏は少し暑さが違ったように感じます。
ここ山形ではお盆が過ぎ、8月の後半になると朝晩の気温が下がり日中の気温も下がります。
でも今年は、8月後半になって朝晩の気温が下がり、いくらか過ごしやすくなっても、日中の気温は変わらず高いまま。
その影響で我が家のブルーベリーも8月前半までは葉が緑色でしたが、後半になって葉が焼けてしまいました。
なかなか収まらない太陽の強い陽射しで、鉢内が高温になって根に何らかのダメージがあったのだと思われます。
しかも、ブルーレイやエリザベスなど、昨年まで被害がなかった品種まで葉が焼けてしまいました。
10月
葉が焼けてしまったブルーベリーの10月初旬の様子です。
今年は葉焼けの程度がそんなにひどくないためか、焼けてしまった葉が落ちることなく、そのまま枝についたままです。
チャンドラー
エリザベス
ブルーレイ
カロラインブルー(6月に続き再び葉焼け)
ブルーレイはノーザンハイブッシュの中では暑さに強いと思ってましたが、焼けるときは焼けるようです。
NH系ペンダーやハイブリットのピンクレモネードは葉焼けの被害はほどんどなく、暑さに強いようですね。
ラビットアイ系のフロリダローズなんかは、太陽の強い光が当たる南側の場所に置いてあるのに葉が焼けるどころか丈夫そうなシュートが発生。
そのほかのラビットアイ系も葉焼けの被害は全く出ていません。やはりラビットアイ系はは暑さに強い。
葉が焼けてしまったブルーベリー、その後どうなるか
葉焼けが起きた時は、焼けた部分は肌色や薄茶色に変色します。(中には縮まるように丸まって焼ける場合もあります。)
そして、時間が経つにつれて濃い茶色になって、被害を負った葉は枯れてしまいます。
枯れた葉が樹にとどまる場合もあれば、葉が落ちてしまい部分的に枝だけになる場合もあります。
葉が落ちてしまった部分は枝だけになってしまいますが、翌年の春になるとまた新しい葉が出てきます。
僕の経験で言うと、6月など早い時期に焼けた時はその後に新しい葉が出てきましたが、7月や8月の場合は新しいが出てこず翌春までそのままです。
それに鉢内の高温が原因で葉が焼けてしまったブルーベリーは、新しいシュートが出てきません。
通常は成長期になればシュートが出てきますが、我が家の葉焼けを起こしてダメージを受けたブルーベリーは肥料を施してもシュートが発生しません。
これは養分がダメージの回復に使われ、成長に回っていないのではないかと個人的に考えています。
根の高温による葉焼けは、ブルーベリーの成長に悪影響を与えているようです。
葉が焼けてしまったブルーベリー、枯れてないの?
他のブルーベリーが青々と元気でいるのに、葉が焼けて枝だけになったブルーベリーを見ると「枯れてしまったのでは?」と思いますよね。
僕も初めて葉焼けを経験したときは「枯れた?」と不安になりました。
でも葉が焼けてしまったり、枝だけになったとしても、
- 枝が緑色
- 枝がしわしわになっておらず、瑞々しさがある
- 来季の花芽ができている
といった状態であればブルーベリーの樹は生きています。
一部分だけ葉が焼けてしまったのであれば、枯れてませんし、ブルーベリーは意外と丈夫です。
小さい苗は注意
ブルーベリーは、夏の高温による根のダメージで一部の葉が焼けてしまったり、一部が枝だけになっただけでは枯れません。
しかし、挿し木をして根が出てばかりの1年目や2年目など幼苗と言われる小さな苗は気を付ける必要があります。
小さな苗を、夏に庭の南側に置き、一日中太陽の強い陽にあててしまうと、その強烈の陽射しに耐えきれず枯れてしまうことがあります。(枯らしてしまった者の体験談)
そのため、日陰を作ったり、半日のみ日が当たる場所に移動したりするなど対策が必要です。