大関ナーセリーさんから久しぶりにブルーベリーの苗木を購入しました。
届いた苗の様子や、何度か大関ナーセリーさんから苗木を購入して自分自身が感じたことを紹介します。
購入時期は、2021年3月下旬。
品種は、デューク、アーリーブルー、スイートハート、オニール、ニューハノーバー、ブライトウェル、コロンバス。
苗木の到着!梱包の状態
ブルーベリーの苗木は、苗木注文ではおなじみの縦長のダンボール箱で到着。クロネコさんの配達です。
箱を開封すると、下の画像のようにダンボールの中に苗木たちが並んで入っています。
中には苗木の他に納品書が同封。
梱包は画像のとおりです。
梱包はシンプルで厳重ではありませんが、ダンボールの中で鉢が動いて倒れてしまわないように新聞紙の緩衝材が入っており、土がこぼれたり、枝が折れたりということは見られません。
梱包資材が少ない分、開封後の片づけが楽です。
それでは、苗木を取り出して様子を確認していきたいと思います。
新たに届いた苗を開封するときは「どんな苗が入っているのだろうか?」と独特のワクワク感が楽しいですよね。
大関ナーセリーから到着した苗木の様子
届いた苗の様子です。購入した苗を系統別にみていきます。
【ノーザンハイブッシュ】デューク、アーリーブルー、スイートハート
ノーザンハイブッシュはデューク、アーリーブルー、スイートハートの3つの品種を購入。
【横からの状態】
【上から】
【樹高(鉢含む)】
デューク :46cm
アーリーブルー:48cm
スイートハート:50cm
この時期(3月)は苗に葉がないので、葉から苗の状態を確認することはきませんが、さすが大関ナーセリーさんの苗、
ノーザン系はどの苗もしっかりとした太い枝で、ひ弱さがなく頑丈そうな苗です。
【根の様子】
根を確認すると、張り具合は良好です。
根がたくさん張っており、虫食いなどもなく、注文する度になんでこんなに根のはりがいいのか感心させられます。
土についてはパーライトの配合が目立ちます。以前、大関ナーセリーさんで苗を購入し時はあまり入ってなかった(もしくは品種によって入ってなかった)ように記憶しているのですが、今回はパーライト多めですね。
以下はこれらの品種を購入した理由です。
デュークを購入したのは、育てやすさから。
樹勢が旺盛で、実は粒ぞろいがよく、たくさんなるのがデューク。
以前から気になっていましたがオンラインショップではなかなか在庫があるタイミングがなく、確認したら在庫があったので購入してみました。味は評価が分かれているようですがどうでしょう?
一方、アーリーブルーは大関ナーセリーHPでは樹勢が旺盛とありますが、育てにくいとの情報がけっこうあります。味は風味がよく評価か高いようです。
どんな感じで育てにくいのか?初心者が気になってアーリーブルーに手を出してしまいました。
スイートハートはブルーベリーでは珍しい2季なりの品種。
大関ナーセリーHPでは「地域によっては秋の2回目の果実をつけるところがあると伺っております。(東北地方、甲信越地方)ぜひためしてみてはいかがでしょうか。」とあります。当地は東北なので2季なりの可能性もある?育ててみます。
サザンハイブッシュ系が15%入っているようで、そう言われると枝がこの時期(購入した3月下旬)にしては色が緑色で濃く細めで、他の系統の雰囲気も感じなくもないような…。(たぶん思い込み)
【サザンハイブッシュ】オニール、ニューハノーバー
僕にとって初めてのサザンハイブッシュです。
購入したのはオニールとニューハノーバー。
【横から】
【上から】
【樹高(鉢含む)】
オニール :46cm
ニューハノーバー:33cm
ニューハノーバーはオニールの子。どちらも評判がよく、受粉相性などは特に深く考えずに購入してみました。
苗の様子としては、画像の通り枝が横に伸びた状態。枝はノーザン系より少し細いですが太さがあって元気な苗木です。
見てみて、今のところノーザン系との違いはわかりません。
はじめてのサザンハイブッシュ、どんな成長を見せてくれるのか、どんな味がするのか、今から楽しみです。
【根の様子】
こちらも根の張りは良好です。オニールは白い根が多いですね。
【ラビットアイ】ブライトウェル、コロンバス
ラビットアイも購入。
購入したのはブライトウェルとコロンバス。
【横から】
【上から】
【樹高(鉢含む)】
コロンバス :32cm
ブライトウェル:41cm
苗の様子は、
ブライトウェルは細い枝がありながらも、ラビットアイの2年生苗にしてはぶっとい枝が目立ち、活きの良さを感じます。
コロンバスは樹高こそは低いものの、株元からは安定感ある枝が複数本たっており、今後旺盛な成長を予感させてくれます。
こちらも根の張りは安定感のある良好さ。
【 根の様子】
ブライトウェルを購入した理由は、育て始めてから全く実をつけてくれない、我が家のピンクレモネードため。
おそらく、ピンクレモネードと他のラビット系の花が咲く時期が合わず受粉しないのではないかと。
そこで大関ナーセリーさんに、ピンクレモネードと受粉相性の良い品種について問い合わせたところ「ピンクレモネードと開花時期の合う品種は、タイタン、クライマックス、ブライトウェル等です。」とお答えをいただいたのでブライトウェルを購入してみました。
コロンバスは、大粒で風味がよく種が気にならなく、ラビットアイらしからぬ食味で評判が高い品種、しかもパテントでもない。そんなところに興味を持って購入してみたのですが、結果率が非常に悪いことも有名ですよね。
受粉相性もふくめ、たぶん結実しないだろうな・・・。
今後、どの品種と受粉の相性が合うのだろうか?と調べたり考えたりするのも楽しそうで、次回の苗を購入する理由付けにもなるので購入。
【植替え完了後】
今回届いた苗を総合的に見ると、やっぱり大関ナーセリー産苗は主軸となる枝が太く、根の張りがよく、ブルーベリーの2年生苗としては丈夫そうなガッチリとした苗です。
元気な苗をありがとうございます。大切に育てます。
仕立て変わった?
今回購入した苗も枝っぷりがよく、根の張りもよく、いい苗でした。
でも、気になったことが一つ、大関ナーセリーさん、苗の仕立て方が変わった?
以前購入したときは枝が上の方向に伸びるように仕立てられ、自分のような狭い庭にとってはとても助かる樹形で、その仕立てのかっこよさやきれいさに感心した記憶があります。
今回は株元で複数の太めの枝が分かれて比較的横に広がっている樹形。もちろん品種によって枝の伸びる方向も違います、植物なので個体差もあります。なので素人の僕の気のせいという可能性が高いです。
ただ、やけに横にのびているな、と以前の苗と少し印象が違って気になったので…。クレームというわけではなく、個人の感想です。
それでも根の張り具合や枝の太さから良苗には変わりありません。
注文してから届くまでの日数
今回購入した苗は、注文して5日後に発送の通知メールが届き、そのメールの翌日に苗木が到着しました。(注文日から6日後に苗が到着、ショップ休業日を含めないと5営業日後に到着)
以前に注文した時は、注文日の3日後(2営業日後)に苗木が届いたこともありました。
そのため、苗木は届くまでの日数は、注文するタイミングによって違ってきます。
苗木到着までの日数については、HPに「通常、ご決済後3日~5日前後(北海道、四国、九州、沖縄、その他離島及び遠隔地の場合、5~7日前後)で納品」(おそらく休業日を除いた日数)とあるので、おおまかその日数で送られてくると考えられます。
ちなみに、配達希望日については注文時に備考欄に可能な範囲で記入することで指定ができ、配達希望時間は選択できます。
詳しくはHPに記載されてます。
苗木の価格はお得
大関ナーセリーさんのオンラインショップでのブルーベリーの苗の値段は、2年生苗の場合、1,000円(税抜き)台です。
品種により異なり、1,000円や1,400円、1,800円だったりします。多くは1,000円です。(新品種やパテントは高めです。)
他のショップと比べ特段低価格というわけでもありませんが、高い価格でもありません。
品種の信頼性や植え付け後の苗の成長がいいことなど、苗の品質を考えるとお得な値段に感じます。
【追記】2021年秋の販売から、値上げしたようです。オンラインショップでは、1,000円で販売しているブルーベリー苗はなくなり、以前のようなお得感はなくなってしまいました。
オンラインショップは気軽に注文でき、便利なのでおすすめ
大関ナーセリーさんの苗木販売は、カタログ販売のほかにオンラインショップがあります。
今回、購入したのもオンラインショップです。
苗木の生産業者が直接インターネットで苗を販売することはそんなに多くはないので初めて利用する方は「どうなの?」と心配になるかもしれませんが、購入方法は通常のネット通販と同じです。
購入の流れとしては、
オンラインショップで苗木をカート入れる→お届け先入力・決済→受注・出荷メール→苗木の到着
ポチっと注文すれば、上記のようにダンボールに入って苗が到着します。
ネット環境とPCやスマホがあれば、手間をかけずに簡単に元気なブルーベリーの苗木を購入することができます。
しかも、大関ナーセリーさんのオンラインショップはクレジット決済にも対応しているのでその場で決済ができとても便利です。
カタログ販売の方が先に始まるので在庫がなくなった、在庫が補充されたとしてもほしい品種の苗が思うようにそろわない、などといった欠点もありますが、手軽に苗を購入したい場合はオンラインショップがおすすめです。