ホームベーカリーで約3時間でパンが焼ける、便利な「早焼きコース」
でもシロカの場合、付属のレシピ通りに早焼きコースでパンを作ると、「食パンコース」(通常のコース)より小麦粉とイーストといった材料を多く消費してしまいます。
以前、食パンコースの分量のまま早焼きコースでパンを作ってみたら膨らまず。
そこで今回は、小麦粉などの分量は通常どおりのままでドライイーストを増やす、こね時間を増やす、といった方法を試してみました、
その結果、まあまあ膨らんでくれました。
以前、通常の分量で試した時は弱いふくらみ
以前に「食パンコースの分量ままで早焼きコースでパンを焼いたら、実は膨らんでくれるのでは?」と期待して、通常の食パンコースの分量のまま早焼きコースでパンを焼いてみました。
その時の様子はこちら。
その結果、膨らんでくれず、たかさの低いボリュームのないパンになってしまいました。
当然と言えば当然です...。
【試したこと1】ドライイーストを2.7gから4gに増量
通常の食パンコースの分量のまま早焼きコースで作ったパンは、思うように膨らんでくれません。
そこで、高さがでるようにまず試したのは、ドライイーストの量を増やしたこと。
ドライイーストを増やすとボリュームがアップするのでは?と単純に考えました。
その結果、完成したパンです。
いちばん膨らんだところで約12cm、全体的な高さは約10弱~12cm(端を除く、以下同じ)
通常の食パンコースでパンを作ると高さは一番高い所で10~12cmなので、同じくらい膨らみました。
成功と言っていいと思います。
ドライイーストの量を増やしたら、通常コースの分量のままで早焼きパンコースで焼いたパンは通常コースを同じくらい高さが出ました。
気になるのが、やや端の膨らみが弱いのと、少し上部の見た目が悪いところ。
上部の見た目が悪い原因は、水が多すぎたことかと。
早焼きパンは食パンコースに比べて、こね時間が短いです。
それなのに、水の量を調整せず食パンコースと同じく水180gで作ったので、早焼きパンのこね時間では十分に生地ができなかったのではないかと思います。
食べてみては、
食感、味ともにいつも食べている食パンコースで作ったパンと大きくは変わりません。
なんとなく甘さがないような気がします。もしかしたらドライイーストを増やしても砂糖は増やさずそのままだったので、ドライイーストが砂糖を消費してしまい甘さが減ったのかもしれません。
ドライイーストを増やしましたが、発酵臭など特に変な味はしません。
【試したこと2】こね時間を増やす
次に試したのはこね時間を増やすこと。
こね時間を増やそうと考えたのは、よくこねられるとグルテンが強化され伸びがよくなって、パンが膨らむのではないか?と思ったからです。
こね時間を増やすと完成までの時間がかかってしまい早焼きコースのメリットが薄らいでしまうので、その分焼き時間を減らし、完成までのトータルの時間は変わらないようにしました。
手順としては、
独立モードの「7.こねる」でこねるを10分追加して
その後「早焼きパン」コースでスタート
焼きあがる10分前に「取消」ボタンを押して、パンを取り出しました。
その結果、完成したパンです。
いちばん膨らんだところで約11cm、その他は約9.5~11cm
上記のドライイースト4gのときよりは高さがでていません。
それでも11cm膨らんだので、食パンコースの分量のままの割には膨らんだのではないかと思います。
こね時間を増やしたら、通常コースの分量のまま早焼きパンコースで作ったパンはまあまあ高さがでました。
焼き時間が短いので色は薄いです。
食べてみては、早焼きコースのイースト4gよりふんわりしてやわらかさがあります。
こね時間を増やしたからなのか、焼き時間を減らしたからなのか・・・、理由はわかりませんが、ふんわりしておいしさがあります。
また、甘さも早焼きコースイースト4gよりあるように感じます。
まとめ
通常の食パンコースの分量のまま早焼きコースでもボリュームのあるパンを焼いてみたく、ドライイーストの量を増やす、こね時間を増やすといったことを試してみました。
その結果、
・イーストの量を4gに増やすと、食パンコースの分量ままの早焼きパンコースでもボリュームのあるパンが完成
・こね時間を増やすと、イーストを増やしたほどではないが、食パンコースの分量ままの早焼きパンコースの割にはボリュームのあるパンが完成
という結果になりました。
自分としては、ドライイーストを増やせば手っ取り早くボリュームがでる、食べてはよくこねられた方が美味しく感じました。
その他にも方法があるときは、また試してみたいと思います。