8月のはじめ。
室内、7リットルタッパーで飼育する、生まれて約一ヶ月のメダカの稚魚が水カビ病やカナムナリス病になってしまいました。
塩と使って治療したことと、その結果です。
疑われる病気は水カビ病、カラムナリス病それと白点病
病気になってしまったメダカの稚魚の画像です。
見づらいですが、体表に何かついているのが見てとれます。(左目の付近と真ん中あたり)
白点病も疑いましたが、
肉眼で見ると付着しているのが綿状のカビに見えたので、水カビ病と考えました。
他に、写真はとれませんでしたが、モヤモヤとした付着物があるカラムナリス病と思われる稚魚もいました。
本当は正確になんの病気なのか判断したいところですが、稚魚が病気にかかったのは今回が初めてなのと、なにぶん見る対象物の稚魚が小さくてわかりづらい。
そこで、
白くてふわふわした綿状のものがついていたら水カビ病。
モヤモヤして不規則な形をした、たんぱく質のかたまりのようなものがついていたらカラムナリス病としました。
こういった病気にかかったメダカが、その容器で飼育しているうちの約半分ほど。
病気を発見したのは、泳ぎがのぼつかない稚魚を見つけたから
発見したきっかけは、水面でボーっとしている一匹の稚魚を見つけたことからでした。
念のため他のもすくってみたら、まさか他の多くの稚魚が病気になっているとは…。
病気の稚魚を見て内心、真っ青。その場でフリーズしてしまいました。
濃度0.5%の塩浴で治療
治療法は塩浴。
結果は2匹が☆になってしまいましたが、そのほかの稚魚は元気になりました。
今回、行った治療法が正しいかはわかりません。たまたま治ったのかもしれませんが、記録として残しておきます。
治療方法
カラムナリス病はグリーンFゴールド、水カビ病はメチレンブルーといった薬を使う治療法もあるようですが、その薬品が手元にありませんでした。
ホームセンターに買いに行ってもド田舎なので果たしてあるのか…。
すぐ治療できる塩浴を選択。
【実施した塩浴】
- 元の汚れた水はできる限り捨てる
- そこに塩を溶かした新しい水をチューブと一方コックを使って点滴式で注水
- 初日は0.3%濃度の塩水(1リットルに3gの計算)翌日以降は0.5%濃度
- 無加温、夏場だったので水温は、20℃台後半
※治療の際、水質安定のため7Lタッパーから13Lプラ容器に移動しました。
本当は病気の稚魚だけを別の容器に移動しての治療を考えましたが、病気にかかった稚魚があまりにも多かったので、その容器のめだか全匹を塩浴しました。
期間
塩浴の期間は2週間。
濃度は初日0.3%から始め、次の日以降は0.5%に、メダカの負担を減らすように段階的に高めていきました。
1週目は毎日、2週目は2日に1回、4分の1~3分の1程度、塩分濃度0.5%で水替えを行いました。
治療しての結果
結果は、前述の通り2匹の稚魚は救えませんでしたが、他の稚魚は元気になりました。
病気になったのが稚魚なので正直、最悪の場合は全滅も覚悟していましたが、その事態は避けれました。
残念ながら☆になったのは、発見した段階で弱々しく泳いでいる状態の稚魚でした。
メダカが極端に弱っていなければ、早期に発見して治療すれば元気に戻ります。
病気になった原因
原因は水質が悪化したこと。
水質悪化によりカラムナリス菌が増え、同時にメダカの免疫力も下がってしまい、病気になったと考えられます。
では、なんで水質が悪化してしまったのか?
それは水替えをしていなかったから…。
室内、ろ過機なしのベアタンク(7ℓタッパー)
僕は、室内で稚魚を飼育したのこれが初めてです。
いつもは外で稚魚を育てていて、その場合は稚魚水槽の水替えはあまりしません。
今回もその調子で、水替えをほとんどしなかったのですが…。
結果として病気が発生してしまいました。
太陽光が満足に入らず、バクテリアの力が弱い室内では水が悪化しやすく、稚魚が病気になってしまったのかなと思っています。
また、この頃稚魚が粉エサを食べ始めたので調子に乗って多めにエサを与えてしまったのもよくなかった。
簡単にまとめると、外より水質が悪化しやすい屋内で水替えをせず過密気味で稚魚を飼育していたため病気になってしまった
ということです。
稚魚水槽は水が汚れにくいと思っていたのですが、室内での過密飼育はそうでもなさそうです。