このページでは、とても汚れの酷いトーストーを重曹で掃除してみての結果を紹介します。
掃除のきっかけは、
先日購入した業務用バターを使ってバタートーストを作るため、自分専用のトーストを購入しようとしたらそれなりの値段…。
そこで以前ひとり暮らしをしていた時のトースターがあったことを思い出し、引っ張りだしてきたのですが、どうやら掃除をせずにしまってしまったようで…とても汚い…。
数年掃除をしなかったトースターの酷い汚れは、重曹できれいにできるのか掃除をしてみました。
トースターの酷い汚れは重曹で落ちるのか?どれくらいきれいになるのか?
少し細かい内容ですが、重曹を使って実際に試した掃除方法と、掃除をしてのリアルな結果を紹介します。
【掃除前】トースターの汚れ具合
トースターの汚れ具合です。
画像の通り、見るに堪えない、とてもひどい汚れです。
【全体】
正面
上から
【扉】
【トースター内】
【網】
【パンかすトレイ】
【上部】
汚れ具合を見ると、薄い茶色のこすれば落ちそうな汚れから、黒の色の濃い・焦げのこびりつきなどの頑固そうな汚れまであります。
自分でいうのも変ですが、めちゃくちゃ汚いっす…。
これが重曹できれいにできるのか掃除をしてみたいと思います。
果たして汚れは落ちるのか…
試した掃除方法
試した掃除方法です。
その前に、注意点です。
紹介する掃除方法は素人の自分がネットなどで調べた方法を試したもので、正直に言うと、正しいかどうわからない部分があります。
今回掃除したトースターは古いもので、とにかく汚れを落とすことを優先しました。
この掃除方法がトースターに負担がかかる(故障リスクを上げる)のではないか、と思う場合は、トースターの安全(故障しない方法)を優先してください。
掃除の前に準備
掃除を始める前に準備として、あらかじめ重曹ペーストや重曹水を作っておきます。
使った重曹は、レック(LEC)【 激落ちくん 】の重曹 粉末タイプ
作り方は以下の通りです。
【重曹ペースト】
重曹と水を2:1の比率で混ぜます。
ただ、厳密に重曹と水を2:1にする必要はないようで、容器に重曹を入れ、そこに水を少しずつ入れ、ペースト状にになるまでかき混ぜます。
はじめて重曹ペーストを作ってみた感じとしては、ペースト状というよりは少しざらざらした印象です。
【重曹水】
水100mlに対して重曹小さじ1(5g)の比率で混ぜるだけです。霧吹きなどにいれて使います。
参考程度に、掃除に使用したものです。
・重曹
・キッチンペーパ
・ラップ
・スポンジ
・使用済みの歯ブラシ、
・爪楊枝、わりばし(頑固な汚れを落とすため)
・霧吹き
・容器(重曹ペースト用)
試した掃除方法
【扉】
重曹ペーストを塗って、ラップをまき、約6時間おきました。その後水で洗い流し、洗剤で洗浄。
【パンかすトレイ】
扉と同じく。重曹ペーストを塗って、ラップをまき、約6時間おきました。その後水で洗い流し、洗剤で洗浄。
【網】
網も重曹ペーストを使いたかったのですが、網から重曹ペーストが垂れて落ちてしまうため断念。
そこで、重曹水をしみこませたキッチンペーパーで巻いて、ラップで保湿、約6時間放置しました。
その後、洗剤と水で洗浄。
網についてはそれだけはあまり落ちなかったので、容器に網を入れ、重曹を入れてその上に熱湯にかけたお湯に丸1日浸して、スポンジや歯ブラシ、爪楊枝、割りばしで掃除。
これを2回繰り返しました。
下記の画像のように、頑固な汚れは落ちきれませんでしたが、爪楊枝や割りばしの先でこすると簡単な焦げは剥がれます。焦げの塊も落ちました。
重曹+熱湯に浸す前
重曹+熱湯に浸した後
重曹を溶かした熱湯に浸すことは、網の材質面を考慮すると正しいのかわかりませんが、汚れを落としたかったので試してみました。
ちなみにこのときパンかすトレイも一緒に浸しましたが、あまり効果はありませんでした。
【トースター内部】
トースター内部は重曹水をしみこませたキッチンペーパーで巻いて、ラップをはりつけて保湿。約3時間おいた後、スポンジでこすり、水拭き、からぶき。
でも3時間おいただけでは、以下の画像の通り汚れが残りました。
そのため、さらに約1日、同じように重曹水をしみこませたペーパーを貼り付け放置しました。
【周り】
重曹スプレーをつけたスポンジで掃除して、その後に水拭き、からぶき。
【掃除後】どれくらいきれいになった?
重曹によってどのくらいきれいになったのか、掃除前と後を比較して紹介します。
【扉】
掃除前
掃除後
扉は、全てではありませんが、重曹ペーストの効果でだいぶ汚れが落ちました。
【トースター内・正面】
掃除前
掃除後
【トースター内・下部】
掃除前
掃除後
【トースター内・縁】
掃除前
掃除後
【網】
掃除前
掃除後
重曹水で掃除したトースター内部、重曹+熱湯に浸したこげが酷かった網。
この2つは汚れが落ちた部分も多くありますが、時間や手間をかけた割にはどうしても落ちなかった頑固な汚れが残りました。
【パンかすトレイ】
掃除前
掃除後
パンかすトレーも重曹ペーストで落ちた汚れもありますが、頑固な汚れ、さびは重曹ではきれいになりません。
【上部】
掃除前
掃除後
周りについては、きれいになるところか逆に変なシミのようなものがついてしまいました。重曹水のスプレーで掃除したのですが、その汚れが付いたようにも見えます。
重曹はアルミを変色させるとのことですが、トースターの材質に合わなかったのか…。
掃除方法が悪かったということなんでしょうか?
こういったこともあるので注意が必要と見ていただけると助かります...
【全体】
掃除前
掃除後
掃除前
掃除後
全体的に見ると、あの汚かったトースターが見違えるほどきれいになりました。
各部分で共通して言えるのが、汚れはだいぶ落ちましたが、頑固な汚れ、さびはどうしてもきれいにならないということです。
・重曹ペーストを塗る
・重曹を熱湯に溶かして浸す
・重曹水(スプレー)
この3つの方法を試しましたが、重曹ペースト、重曹+熱湯、重曹水(スプレー)の順番で効果がありました。
汚れを落とすには重曹ペーストがいちばん効果があります。
ただ、重曹ペーストでも、黒色や濃い茶色など頑固な汚れや焦げ付きは落すことはできませんでした。
【結論】重曹で簡単な汚れはきれいにできるが、頑固な汚れ(焦げ)はおちない
結果を言えば、汚れの酷いトースターは重曹だけですべてきれいにすることはできませんでした。
酷い汚れのトースト―を、重曹で掃除してみてのまとめです。
・重曹では酷いトースターの汚れをすべて綺麗にすることはできない
・簡単な汚れ(色の薄いもの)は落ちるが、頑固な(汚れ色の濃いもの、ひどいこびりつき)は落ちない
・さびは落ちない
・トースターの掃除はこまめに
教訓は、トースターの掃除はこまめに、ということです。
汚れがかたまってからでは落ちにくく、何より大掛かりな掃除はとても面倒です。(今回の掃除はとても疲れました…)
重曹のほかにもセスキがあるそうなので、気が向いたら今回落ちなかった汚れがセスキで落ちるのかも試してみたいです。