楽天のポイント運用とポイント利息を1年間、実際に体験してみました。
ポイント運用とポイント利息の違い、どんな人に向いているのかなど、実際に体験して感じたことを簡単にですがまとめてみました。
ポイント運用と利息の違い
ポイント運用とポイント利息、どちらも楽天ポイントを預けて増やしていくサービスですが、以下のような違いがあります。
ポイント運用
・楽天証券が扱う投資信託(アクティブコース:「楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視型)」、バランスコース:楽天・インデックス・バランス・ファンド(債券重視型))に連動してポイントが増減していく
・預けたポイントは増えることもあれば減ることもある
・増える場合は、ポイント利息よりもポイントが増える可能性が大きい
ポイント利息
・預けたポイントに月利0.009%の利息がつく
・預けたポイントは減らない
・増えるペースは遅い
大きな違いはポイント運用は預けたポイント(元手ポイント)が減る可能性があることに対し、ポイント利息は預けたポイントが絶対に減ることがないことです。
ポイントの増える状況(連動する投資信託の相場が上向き)であれば、ポイントが増えるペースはポイント運用の方が大きく上回ります(特にアクティブコースの場合)
イメージとしては、
ポイント運用は、ポイントで投資信託の購入
ポイント利息は、ポイントの預金
です。
1年間使っての運用結果
説明するだけより、ポイント運用とポイント利息の実際の様子を見ていただいた方が分かりやすいと思います。
以下は自分がポイント運用とポイント利息に預けた結果です。
【ポイント運用】
元手:
アクティブコース7000ポイント
バランスコース7000ポイント
コース:
ポイント運用はアクティブコースとバランスコースの2つありますが、両方で運用
運用期間:2022年2月~2023年2月
預け入れたタイミングは一括でなく、ランダムで500ポイントずつ追加
結果:
アクティブコース 7,159
バランスコース 6、842
アクティブは+159ポイント(+2.2%)
バランスは -158ポイント(-2.2%)
【ポイント利息】
元手:10,000ポイント
期間:2022年2月~2023年2月
結果:10,000ポイント→10,010ポイント
10,000ポイント預けると1年で10ポイントの利息が付き10010ポイントになりました。
ポイント利息は10,000ポイント預けると1年で10ポイントつく仕組みです。もちろん預けたポイントが減ることはありません。
【結果の比較】
ポイントが増えた成績順でいくと、ポイント運用のアクティコース、ポイント利息、ポイント運用のバランスコースとなります。
途中の様子については、最終的には2.2%増えたアクティブコースでも運用の途中では預けたポイントが減ってしまうということが当たり前のようにもありました。
この結果をみると、ポイント利息は、預けたポイントが絶対に減ることはなくとも増えるポイントは少ない。
ポイント運用アクティブコースは、連動する投資信託の状況次第でポイントが減る可能性もありますが、増える状況ではポイント利息よりも増えるポイントが期待できる。
ポイント運用のバランスは相場が悪いのかずっと下降気味。
そんな結果になったと思います。
どんな人に向いているのか
1年間、実際に体験してみて、ポイント利息とポイント運用は、それぞれに次のような人に向いていると感じます。
【ポイント利息】
増えるペースは遅くてもいいので、とにかく預けたポイントを減らしたくなく人
大量にポイントを持っている人
【ポイント運用】
預けたポイントが減る可能性があっても、より多くポイントを増やしたい人
ポイント利息は預けたポイントは減らない仕組みなので、ポイントを絶対に減らしたくない人に向いています。
一方のポイント運用は、預けたポイントは減る可能性はありますが増える状況ではポイント利息よりもポイントが増えます。そのため元手ポイントが減るリスクがあってもより多くのポイントを増やしたい人に向いています。
また、ポイント利息はポイントが増えるペースが遅く、少額のポイントの場合はなかなかポイントが付きません。そのためより大量にポイントを持っている人に向いていると感じます。
まとめ
ポイント運用とポイント利息の違いのまとめです。
・ポイント運用は投資信託に連動してポイントが増減、預けたポイントが減る場合もある
・ポイント利息は元手ポイントに月利0.009%のポイントがつくポイント預金のようなものなので、預けたポイントは減らない
・実際に1年間預けた結果は、ポイント運用アクティブ+2.2%、ポイント利息+0.1%、ポイント運用バランス-2.2%の順番(アクティブは途中預けたポイントが減ることもあった)