スポンジ生地でクリームとバナナを包み込んだ「バナナボート」。
バナナボートは、以前からいくつかの地域でつくられており、その地域に住んでいる人から親しまれていると聞きます。
僕が住んでいる山形にもバナナボートがあり、いくつかのお菓子屋さんでバナナボートがつくられています。
その中で有名なのが、山形県天童市にお店がある「山形旬菓詩 武田」さんのバナナボート。お菓子屋さんについて疎い僕でも名前は聞いてことがあるほど。
(で入賞した功績があり、あのヤマザキ製パン「まるごとバナナ」のモデルになったというエピソードがあるとのこと)
そんな「山形旬菓詩 武田」さんのバナナボートを知人からいただく機会があったので、バナナボート(プレーンタイプ)といちごボートを食べての感想を紹介します。
見た目はインパクトがある大きさ
山形旬菓詩武田さんのバナナボード、とにかくデカい!
箱を開けると、その大きさに驚きます。
興味がわいたので、大きさを測ってみました。
【プレーンの大きさを計測】
- 幅:約17センチ、
- 高さ:約4.5センチ
- 重さ:155g
※幅や高さは横にした状態で計測、重さはラベルと包装ビニールを含みます
画像と文字では伝わりきれないかもしれませんが、ボリューミーで大きい!
初めて見た僕としては、そのどっしりしたボリュームのある大きさに圧倒されました。これは食べ応えありそうです。
食べての感想。ふわふわ生地と生クリームの組合わせが抜群!
いただいたのは、バナナボートの通常タイプとチョコレート、それといちごボードですが、チョコレートは食べることができませんでした。
通常のバナナボートといちごボートを食べての感想を紹介します。
バナナボート
では、バナナボートをいただいてまいります!
香りは、バナナの香りとあまい香りが合わさって、とてもいい香りです。
先ほど紹介したように見た目が大きい!
手にもって驚いたのが、スポンジ生地の柔らかさ。
持ったり触ったりすると、その跡がついてしまい形が崩れてしまいそうなほど繊細でふわふわ!そのため写真では少し生地がくずれてしまってます。
そして、端にまでクリームたっぷり。
スポンジ生地×生クリームが好きな僕にとって、見ているだけでワクワク。食欲が高まり、おいしそう~。これは期待大!
食べていこうと思いますが、せっかく大きいサイズのバナナボートなので、まずは生地やクリームなどを別々に食べてみたいと思います。
まずはスポンジ生地のみ。
口に含むと生地がふわっふわっ!!やわらかく、いい具合にしっとりさもあってくちどけがよく、おいしい!
次にクリーム。
なめらかでちょうどいい甘さで優しい味。うまいです!
バナナは一本まるごと入っているようです。食べると甘さがあっておいしいバナナ。
さっきから「うまい」と「おいしい」しか言ってないですが、本当にうまいです。スポンジやクリームの各パーツずつ食べても十分なおいしさ。
では今度は、一緒に食べてみます。
思い切ってほおばると、
スポンジ生地のふわっふわでやわらかな優しい食感が先に訪れ、その後に、甘くてなめらかなクリーム、バナナの風味が口に広がって、うま~い。
クリームと一緒に食べるとバナナの甘さは抑えられてしまいますが、風味は生きておりバナナの味がしっかり感じます。(甘みの強いクリームとバナナを一緒に食べると、バナナの甘さが弱くなってしまうのがバナナボートの宿命…)
ふわふわ生地と生クリーム、バナナの風味、このおいしさが広がる瞬間は、スイーツ好きにとって歓喜の瞬間です!
あっという間に食べ終えてしまいました。ボリューミーなので満足感はありますが、くどさがなく後味も悪くありません。
初めていただいた「山形旬菓詩 武田 バナナボード」。
前半は生地やクリームを別々に食べましたが、さすがお菓子屋さんの手作りとあって、それぞれで完成度が高くおいしさが際立ってました。
一緒に食べるとおいしさが倍増しますが、それは構成するパーツの完成度が高いからこそなのかなと感じます。
ふわっふわの生地となめらかクリーム!個人的には、この組み合わせが、是非もう一度食べてみたくなるおいしさです。
いちごボート
では続いていちご味。
名前が「バナナボート」ならぬ「いちごボート」。
そして季節限定の文字。通年あるのではなく、限定販売のようです。(いただいて食べたのは1月下旬)
最初に見た時は、中にはバナナ、生地にはいちごが練り込んであるのか?と勝手に想像したのですが、
そうではなくバナナは入ってなく、その代わり中にいちごが入っています。
そのため「いちごボート」という名前。
ではさっそく開封。
開封すると、いちごとクリームの甘さのいい香り。
ピンク色の鮮やかな色が印象的。これはどんな味なのか興味が引かれる色合い。楽しみです!
断面ですが、いちごの場合はバナナのようにたくさん入ってないのかな?
この時期のいちごは高いですからね。でもその分スペースが空いているので、クリームがたっぷり入っているように思います。
こちらは家族と分けたため半分のみの実食。はじめからほおばって食べてみます。
では、いただいてみるとします。
う~ん、こっちも、ふわっふわのスポンジ生地のあとになめらかクリーム。そしていちごの甘酸っぱい風味が広がる~。
いちごボードもやっぱりうまい!!
繊細なふわふわスポンジとなめらかクリーム、いちごの味が文句なしに相性抜群です。おいしさが広がるときは、口が喜ぶ格別な瞬間。
クリームなどと一緒いちごを食べると、どうしてもいちごは酸っぱく感じてしまいますが、思いのほか甘いさもあります。
バナナがいちごの味に変わっただけのはずなのに、それ以上に全然違った味わいです。
季節限定のいちごボードを食べてみましたが、
スポンジ×クリーム×いちご。この組み合わせはいちごのショートケーキのようでした。
ショートケーキのほうがクリームやいちごの割合が高めかもしれませんが、ふわふわ食感のスポンジが好きな僕はこのいちごボードの方が好きですね。
いちごを使ったスイーツ好きな方に一度は食べてもらいたくなる一品です。
季節限定と言わず、通年食べたくなるおいしさでした。
食べ終えてみて、
ふわふわ生地と生クリームの組み合わせが好きなので所々大げさな表現になってしまったかもしれませんが、個人的にはそれくらいおいしかったです。ごちそうさまでした。
・・・チョコを食べそこなったので、今度はチョコもぜひたべてみたい!
値段
価格はいくらなんでしょう。とてもボリュームがあるので気になります。
自分で購入したものではなく、いただきものなので正確な値段はわからず、インターネットの情報で調べてみました。
古い情報も含め、ちらほら値段に関する情報を見かけますが、見つけた中では『日々是精進by馬人おぢさん』の馬人おぢさんさんのブログが最も新しい情報です。
実際にお店にバナナボートなどを買いに行かれたようで、その中でバナナボードの値段はひとつ315円(税込)と紹介されています。
情報がわかりやすく載っており、お店の雰囲気がよく伝わってきます。ぜひ一読してみてください。
さてバナナボートの値段に話を戻すと、税込みでひとつ315円のようです。
いちごボードの値段はわかりません。おそらく同じような値段。もしくは季節限定品なので少し高い価格が予想されます。
値段について正直に言うと、た、高いですよね。
でも、この大きさボリューム、おいしさですから、それらを体験した自分としては、315円の値段は納得してしまいます。
山形のバナナボートもおすすめ!
山形旬菓詩武田さんのバナナボートは、ふわっふわのスポンジ生地にたっぷりのなめらかクリーム、一本のバナナ。そして大きいの特徴的。
山形県民の僕が言うと手前味噌ですが、各パーツをひとつひとつ食べても品質が高く、一緒に食べるとその味わいが融合して贅沢感のあるおいしさです。
他の地域のバナナボートもその地域で誇りがあり、もちろんおいしいと思います。
でも、山形のバナナボートもおいしいですよ。
山形県内に住んでいる方はもちろん、県外在住でも、バナナボートが好きな方、ふわふわ生地と生クリームの組み合わせが好きな方には、ぜひ一度は味わっていただきたい一品です。
山形旬菓詩 武田さんは、支店やオンラインショップがないため購入するには店舗を訪れるしかなさそうです。
現在はコロナ禍により県をまたぐ移動や観光はできない状況ですが、終息したらぜひ食べにいらしてください。
【山形旬菓詩武田さんの店舗情報】
営業時間: AM10:00〜PM7:30
定休日 :毎週月曜日
住所 :山形県天童市北目3丁目8-34
TEL :023-654-1283
HP:http://shunkashi.com/