ブルーベリーの品種のなかでも、特においしいと言われるスパルタン。
我が家にもスパルタンがありますが、このスパルタンが絶不調。
【9月現在の様子】
まだ9月だというのに葉は全く残っておらず、枝は茶色く変色。枯れ寸前といった状態です。
思えば不調の始まりは、昨年植替え後に発生したクロロシス。
発生したクロロシスがいつまでも治らず。シュートも全く発生せず。
素人が変にいじったら枯れるんじゃ?と臆病風に吹かれ、何も対策はしませんでしたが、今思えばこのとき対策をとっていた方がよかったのかもしれません。
今年になっても同様に、なかなか治らないクロロシスが発生。それでも今年はシュートが発生したので大丈夫かな?と思ってはいたのですが・・・。
そのシュートが枯れてきて、落葉し、枝が枯れ始め、あげくには画像のような現在の様子に。
根が弱いとの情報があるスパルタンなので、おそらく根に何かしらの問題があるのだと予想します。
このまま枯れていくのを見ているだけなのは納得いないので、ダメもとで根洗いして新しい土に植え替えてみます。
根洗いを実行
まずは鉢から取り出し、根の様子を確認。
前回の植え替えから約1年半年は経過しているのに、思った通りほとんど根が張ってません。(何かが住んでいたような跡があるのが気になるところ)
側面には少し根が見えるくらい。底面は根が全然ないです。
植え替えから1年も経過すれば根鉢が形成されると思いますが、そういった様子はありません。
根洗い。
ジェット水流で土を落とす方法もあるようですが、うちにあるホースのノズルは水流が弱く土を落とせないので、バケツに水を張り地道に土を落としていきます。
土を落とした後の根の様子。
思ったより根があります。コガネムシなどの害虫はいませんでした。外側の根は腐った様子はないですが、内側の太い根が少し柔らかめで引っ張ると簡単にちぎれる。
・・・とすると原因は内側の根の根腐れか?
このスパルタンは、4号ロングビニールポット(購入元は大関ナーセリー)→6号スリット鉢→8号スリット鉢と鉢増しをしてきました。
4号から6号へはしっかり根が張ってました。でも6号から8号へは先ほどの通りほとんど根が張っていない状態。根腐れ気味だったのは4号鉢に相当する内部(6号に相当する部分も少し)。
6号と8号では、土の配合は一貫して同じピートモス+鹿沼土+パーライト。
原因はピートモスを主体とした用土だったことから、排水性の問題で根腐れ気味になったのか?
気になるのが植えていた8号鉢の底部。パーライトを原材料とした鉢底石(スリット機能が低下するのを覚悟で)を使用したのですが、その鉢底石が粉状になってくぼみができ、そこに若干水気がありました。
的外れかもしれませんが、その鉢底の湿気から内部の根が腐り気味になった。でも、そんなことあるんですかね??
そのほかに考えられる原因は、あとは病気。
このスパルタンは、春に病気の疑いで枝が枯れたこともありました。(でも実はこれも根腐れによるものだったとか・・・?)
【スパルタンの病気を疑ったときの記録】
とりあえず、8号→7号へ植替え。
用土は、ピートモス5:ココチップ5にパーライトを1割程度を混ぜた通気性や排水性を意識した土。
負担を減らすために半分程度を剪定。
経過をみたいと思います
根洗い後の様子
根洗いはしてみたものの…。
日数が経つにつれて枝の変色は進むばかり。
完全に枯れ枝…。
そもそもが手遅れだったのか?根洗いなどの植替え方法に問題があったのか?
結局、上の画像のように枝のほとんどが枯れた状態になってしまいました。
一応、最後の望みをかけて、地上付近で切り戻してみましたが・・・おそらくダメでしょう。