柿の渋抜きはお風呂の残り湯でもできるという情報を目にします。
お湯に浸しておくだけで、本当に渋柿の渋は抜けるのか?
知識がない自分にっとてはにわかに信じられないことですが、実際に試してみました。
結果を紹介します。
試してみた風呂の残り湯を使った渋抜きの方法
試した方法の手順は、以下の通りです。
プラスチック容器の中にお風呂の残り湯を入れ、その中にビニール袋に入れた柿を入れます。
ふたをします。
お風呂の中に柿をそのまま入れるのはなんとなく抵抗があり、お湯を容器に移しましたが、この方法は保温性が劣り、お湯が冷めやすいのが欠点。
容器に入れときのお湯は40℃近い温度でも翌日の朝には約15℃に。
(自宅は24時間風呂なので一応温かいお湯と交換することができます。)
【開始時】約38.5℃
【翌朝】約15℃
翌朝の時点で新しいお湯に入れ替えても、その日の夜には約19℃に冷めてしまいます。
こんな感じで1日で2回、容器内のお湯を取り換えて、お風呂の残り湯による柿の渋抜きを試してみました。
【結果】お風呂の残り湯で渋は抜けた?
経過です。
【5日後】
はじめより渋は弱い気もしますが、はっきりとした渋があります。
本当にお湯で渋が抜けるのか?お湯の温度低いので抜けない?という感想。
【7日後】
渋いです。渋いですが渋みは弱くなっているように思うので少しずつは抜けているのかもしれません。
【10日後】
熟しが進んていなく皮が黄色の柿は、強い渋みを感じ、ほとんど渋は抜けていません。
一方、熟しが進んだ皮がオレンジ色の柿は、「ん?渋い?」と、ほんのわずかに渋みがあるような、ないような印象です。
熟しが進んだ柿は渋みはほぼなく、そのままでも問題なく食べられるレベルですが、完全には抜けてない様子。
【14日後】
10日後に確認した熟しが進んでない黄色の柿を、抜けてないだろうな…とあきらめつつも一応確認したところ、意外なことに渋みを感じません。
皮に近い所はほんのり渋みを感じるような気もしますが、実は渋みを感じません。
湯さわし2週間でやっと渋みを感じない柿に出会えた!
食べてみた感想としては、
甘い果汁が広がっておいしい!
緻密でなめらかな食感、甘い味。食感味ともにお風呂の残り湯で渋抜きしたとは思えないほどのおいしさです!
【結果】
風呂の残り湯を使い、低温でじっくり渋抜きをしてみたところ、渋が抜けるまで10~14日かかりました。
それでも、皮の所はほんのり渋が残るかも…。
また、低温でじっくりの渋抜きでは、なかには傷んでくる柿もでてくるので注意が必要です。
もっと高い温度の湯での渋抜きは、よりはやく渋が抜けたのかもしれません。
まとめ
・風呂の残り湯を使い低温でじっくり渋を抜くと、渋が抜けるまで時間がかかるものの、渋を抜くことも可能
・低温でじっくり渋抜きをすると、中には傷む柿も出てくる