お土産でいただいた、玉嶋屋さんの「玉羊羹」
まるく、ヨーヨーのようにゴムに包まれおり、とても珍しく興味をひかれる見た目です。
食べ方も珍しいです。
玉嶋屋さんの玉羊羹の食べ方、食べての感想などを紹介します。
玉嶋屋「玉羊羹」について
あまりにも珍しいようかんだったので、玉嶋屋さんの玉羊羹について少し調べてみました。簡単にまとめます。
玉羊羹を作るのは、福島県二本松市にある和菓子店「玉嶋屋」さん。
江戸時代よりようかんをつくっており、徳川将軍家に献上した歴史もあるとのことです。
そんな歴史深く、由緒ある玉嶋屋さんがつくるのが「玉羊羹」。
玉羊羹は、昭和12年に県知事と軍の依頼により開発され、、いつまでもやわらかい羊羹を戦地の方に食べてもらえるようにゴムに入れる方法を考案されたそうです。
戦後は軍国主義のイメージを避けるため形と店名から名前を「玉羊羹」と改め、以後長い間親しまれています。
特徴的なのは、いまでは全国で数件しかない羊羹の製法。
機械化は進む現代でも、薪を燃やしてようかんを練るといった江戸時代から続く製法を守り、味を変えず羊羹を作っているとのことです。
現在では、2020年に放送の朝の連続テレビ小説「エール」に登場するほど有名です。
玉嶋屋「玉羊羹」は羊羹とは思えない珍しい見た目
今回いただいた「玉羊羹」は、ダンボールのような箱に入っていました。
珍しいので、個人的には逆に印象に残ります。
開けてみると、玉羊羹や食べ方についての説明が書かれた用紙と、その下に玉羊羹。
第一印象は、とてもきれいです!
味は小豆(黒)と桃(ピンク)の2種類。
黒とピンクの対比の色合い、丸くて光沢がある姿はようかんと思えない美しさがあります。
皿に並べてみました。並べて実際に見ると宝石を思い浮かべてしまいます。
小豆と桃をそれぞれ見てみると、小豆は、丸い形に重厚で黒々とした色合い、やっぱりきれいです。見方を変えると、自分としてはヨーヨーにも見えてきます。
桃は画像ではわかりにくいですが、ようかんの表面にラインが入っていて本物の桃に見立てられています。かわいらしくユーモアがあります
玉羊羹は、見ためでも楽しませてくれます。
玉羊羹は食べ方も珍しい!
では、「玉羊羹」をいただいてみることにしますが、どうやって食べるのか…?
付属の説明や以前食べたことがある家族の話によると、つまようじで刺すとゴムがはじけるとのことですが、果たしてどんな感じなるのか…。
試してみたいと思います。
つまようじを用意して、
挿してみます
ブスリ(さす前の画像です)
おお!何かがはじけた!!
早かったのでよくわからなかったのですが、プチっとゴムがはじけたように見えます。おもしろい!
中からはようかんがお目見え。
完全にはじけきれなかったゴムがようかんについているので、取っ手の所も含めゴムを全部取ってみました。
ようかんは、黒々としてつやがあって、まんまるでおいしそうです。
初めての「玉羊羹」食べての感想
見た目や食べ方に気をとられましたが、「玉羊羹」はどんな味がするのでしょう?
小豆
まずは、小豆をいただきます。
一口食べると、すっごくねっとり!ようかんってこんなにねっとりしてたっけ?と思うほど、そのねっとりさに驚かされます。それでもってなめらかさもある。
ねっとりして、なめらかで濃厚なおいしい食感です。
味は、まず小豆の濃い味。そして甘さも合わさって上品なまろやかさある味わい。
甘さは変に尾を引かない、いい甘味です。
ようかんなので食材の構成としてはとしてはシンプルだと思うのですが、小豆などの食材のおいしさが伝わってくるように感じられ。これはうまいようかんですね!
正直に言うと食べる前は、見た目や食べ方に特徴があって、失礼ながら味はそんなに期待していなかったのですが、
食べてみると食感と味が濃厚でおいかったです!小豆の味や甘さが確かに感じられ美味かったです!
桃
続いて桃をいただいてみます。
食べたところ、桃のようかんは、どこかフルーティーな香りを感じます。
こちらもねっとりしながらもなめらかな食感。
味は、思っていた桃の強い味ではなく、清涼感を感じさせるほんのりとした桃の味。
白いんげんとの組み合わせなので完全に桃の味ではないのかなと思います。
桃のフルーティーさと白あん、甘み合わさって小豆とはまた別の味わいを感じられます。
今回、はじめて玉嶋屋さんの「玉羊羹」を食べてみました。見た目や食べ方も新鮮でおもしろかったです。
ようかんそのものも、特徴的な見た目や食べ方に全然負けていなく、食感や味に味わいのあるおいしいようかんでした。
個人的に、そんなにようかんは食べたいと思わないでのですが「玉羊羹」はまた食べてみたいと思うようかんです。ごちそうさまでした。
お土産にも向いている
「玉羊羹」は、お土産にも向いています。
実際にお土産としてもらって、
・丸くてゴムに包まれた珍しい見た目
・爪楊枝などでゴムをはじいて食べるユーモアのある食べ方
・食べても小豆の風味や食感がおいしい
といった特徴を感じました。
さらに、賞味期限が長いため日持ちがします。
もらった側は、食べて味わうだけではなく、見た目や食べ方も楽しむことがでるので、お土産に向いています。
自分は今回はじめて玉羊羹いただきましが、羊羹とは思えない見た目や面白い食べ方に加えて、なめらかな食感や小豆の味がおいしく印象に残りました。
以前に玉羊羹を食べたという家族も、その時の見た目や食べ方の印象が強いようで、その時のことを思い出しながら羊羹をとりだして食べていました。
賞味期限
賞味期限は1ヶ月。(玉嶋屋オンラインショップより)
羊羹なので賞味期限は長めです。
おわりに
歴史があり長く親しまれている玉嶋屋さんの「玉羊羹」
お土産としていただき初めて食べましたが、羊羹そのものもおいしく、丸い見た目、ゴムをはじく食べ方が珍しく、楽しく食べることができました。
自分用への他にも、印象に残るため、お土産にも向いていると思います。