自宅にかぼちゃがあったので、
「ホームベーカリーのパン作りに、かぼちゃは使えるの?」
「かぼちゃを使ったらどんなパンになるの?」
と、気になりました。
そこで、ホームベーカリーでかぼちゃを使った食パンを作ってみました。
- HBにかぼちゃを使ってかぼちゃ食パンを作ってみた
- 【食べての感想】かぼちゃ食パンは驚くことにふわふわ!
- かぼちゃの煮物でも作れるけど、よりへこむ
- かぼちゃを入れたかぼちゃ食パンは、へこみやすい
- まとめ
HBにかぼちゃを使ってかぼちゃ食パンを作ってみた
とりあえず、試しにいつも作っている食パンの分量にかぼちゃを加えてみました。
分量は次のとおりです。
【分量(1斤)】
強力粉 ・・・250g
水 ・・・180g
砂糖 ・・・20g
固形油脂 ・・・15g
塩 ・・・3g
ドライイースト・・・2.7g
かぼちゃ ・・・100g
※固形油脂はバターやマーガリンなど、今回は製菓用のマーガリンを使いました。
かぼちゃの水分を考えると水が多いのでは?と思いましたが、とりあえずこの分量で作ってみることにしました。(結論を紹介すると、この分量では水が多すぎます。)
試した作り方は次の通りです。
【作り方】
はじめに、準備としてかぼちゃをペースト状にします。
カボチャをカット
種や綿をスプーンなどでとります。
一口大など小分けにカット
電子レンジで加熱します。目安は、くしなどが通り潰せるくらいまで。(この時は600wを使いました)
フォークやスプーンなどで潰してペースト状します。
熱いままでは過発酵になってしまうので、かぼちゃペーストが冷めるのを待ちます。
かぼちゃペーストが冷めたら、次にホームベーカリーに材料をセットします。
ケースにかぼちゃペーストを入れて
水を入れて
強力粉→砂糖・塩・油脂を入れ、最後にくぼみを作ってイースト入れます
準備は完了です。
ボタンを押して完成をまちます。
カボチャを入れるとどんなパンになるのか?おいしいのか?そもそもパンになるのか?
はじめてかぼちゃパンを作る自分としては不安もありますが、楽しみです。
【作る途中のようす】
やっぱりこの分量では水の量が多すぎました…。こねの段階で生地がべちゃついて、なかなか1つにまとまりません。もっと水を少なくすべきでした。
その後、発酵~焼き始めで明らかにいつもよりボリュームがあります。
下の画像は発酵終盤~焼き始めのときですが、かぼちゃの影響により、膨らみが強いです。
ところが・・・焼き終盤でへこんでしまいました。水が多く生地がやわらかすぎたのでしょう。
また発酵の画像の生地表面がボコボコなのが気になります。水が多すぎてうまく生地ができなかったのか、過発酵なのか(温度は気を付けたつもりです)
いろいろ考えてしまうことはありますが・・・、
とりあえずは、かぼちゃ食パン、完成です!
取り出してみると、持った瞬間、通常の食パンよりやわらかさを感じます。水が多いのもあると思いますが、それを考慮してもやわらかい!
かぼちゃパンの見た目は、へこんで、平らになってしまいました。
形は悪いですが、ボリュームはあります。かぼちゃが入っていないパンより高さがあります。
高さは、しぼんで平らになってしまったので、平均して約13cm。
色は全体的に黄色。
カットしてみると、中も黄色。いかにも、かぼちゃらしい色で、明るくてきれいな色です。
カットする際も、ナイフが簡単に進みカットしやすく、やっぱりやわらかいです。
【食べての感想】かぼちゃ食パンは驚くことにふわふわ!
それでは、初めて作ったかぼちゃ食パンを食べてみたいと思います。
香りを確認すると、ほのかにかぼちゃの香りはありますが、わかりやすい強いかぼちゃのにおいは感じられないです。
味はどんなんでしょう?かぼちゃの味はするのか?
食べて確認してみたいと思います。
食べて驚くことに、ふわふわな食感!
かぼちゃ食パンは、通常の食パンよりふんわりしてやわらかい食感です!
外側(ミミ)は固さはあるものの、いつもより明らかにやわらかい。
内側は、ふわふわ!いつもの食パンよりふんわり度が明らかに高い!ふんわり食感でおいしいです。
この、ふんわりとした食感がうまい!
かぼちゃを入れただけでふわふわ食感になるなんて・・・、このふわふわには驚きました。
予想外のふんわり食感がおいしく、少し興奮して感想を紹介してしまいましたが、かぼちゃを入れただけでふんわり食パンになるということが伝わればと思います。
翌日に食べてもやわらかく、ふわふわでおいしいです。
味については、ほんのりかぼちゃの味がしますが、強いかぼちゃの味はないです。でも、嫌いな人は、かぼちゃに気づくかもしれません。
個人的には、思ったよりかぼちゃの味はしませんでした。
甘さは強くなく、この分量では甘くないです。
パンの断面を見ると、潰しきれていないかぼちゃの塊や皮が所々見え、食べてもときどきその食感を感じます。
今回は皮が薄いタイプのかぼちゃを使ったので、個人的には気になりませんでしたが、気になる方は皮を取り除いて使ってみてください。
かぼちゃの煮物でも作れるけど、よりへこむ
へこんでしまいましたが、かぼちゃ食パンはふんわりしておいしかったです。
そうしたら、余っているかぼちゃの煮物を発見。
「かぼちゃの煮物でもかぼちゃ食パンは作れるのか?」
試してみました。
結果は、かぼちゃの煮物でもかぼちゃ食パンは作れました。でも、よりへこみやすいです…。
作り方は、かぼちゃの煮物をペースト状につぶして、いつも通りパンの作り方に加えるだけ。
ケースに、ぺースト状に潰したかぼちゃの煮物を入れ→水→小麦粉→砂糖・塩・油脂→ドライイーストを入れて準備完了。
後はスタートボタンを押して完成をまちます。
完成した、かぼちゃの煮物を加えた食パンです。
何回か試して水分量を130~160gで調整してみましたが、焼き終盤でしぼみ始め、全て画像のように上がへこんだパンになってしまいました。
生のかぼちゃと比べると、大きな違いはないですが、細かく見ると少しボリュームやふんわり感がないように思います。
それでも、かぼちゃの入っていない通常の食パンと比べればボリュームがあって、食べてもふんわりしたパンです。
かぼちゃの煮物で作ったパンもおいしいです。
かぼちゃを入れたかぼちゃ食パンは、へこみやすい
かぼちゃは品種によって含まれる水分が違います。時期によって、かぼちゃの実のやわらかさも違うように感じます。
かぼちゃの煮物をパンに使う場合は、使うかぼちゃや調理方法によってもかぼちゃの煮物に含まれる水分が違ってくるため、より水分調整が難しいと感じます。
自分が失敗してしまう原因は、かぼちゃに対して適正な水分量でパンを作れていないのか、または小麦粉の量に対してかぼちゃの量が多いのか…。
へこんでしまう原因はわかりませんが、それでもかぼちゃ食パンそのものはフワフワ食感でおいしいのです。かぼちゃが嫌いでなければ、ふんわり食感のパンが好きな方にはおすすめです。
まとめ
HBでかぼちゃ食パンを作ってみてのまとめです。
・かぼちゃを使ったら、ボリュームアップ、ふわふわ食感でおいしい
・へこみやすい
・かぼちゃ煮でも作れるがよりへこみやすい
しぼんでしまったのは残念ですが、かぼちゃを入れたらボリュームアップ、ふわふわで全体がやわらかくなったことには驚きです。
個人的に、このふんわり食感はまた食べたいおいしさです。
厚めに切って、ふんわり食感を実感されてみてください。