ホームベーカリーで作ったミルク食パンがあまりにもおいしかったので、そのおいしさを思いのままに書き記します。
使っているHBはsiroca(シロカ)SHB-512
HBでつくるミルク食パンのレシピ
【材料】(1斤分)
- 牛乳 210ml
- 強力粉(カメリヤ)250g
- 砂糖 30g
- 塩 4g
- バター 15g
- ドライイースト 3g
【作り方】
作り方はいたって簡単。
水を牛乳に置き換えるだけで、あとはいつも通りです。
冬は牛乳を温めます。詳細はお使いのHBの取扱説明書に従ったください。
シロカの場合、室温が10℃以下の場合は牛乳を20℃に。
コースは「食パン」、焼き色はお好みで。
牛乳を使うのでスキムミルクはいりません。僕がもう少しでスキムミルクを入れそうになったのはここだけの話。
注意点としては、水のかわりに牛乳を使う場合、牛乳の量を調整する必要があります。
水のかわりに牛乳を使う時は牛乳を1割増にする
牛乳はそのすべてが水分ではなく、約1割に脂肪分など水分以外の成分が含まれています。
牛乳に含まれている水分量は約9割なので、水のかわりに牛乳を使ってパンを作る場合、そのまま水を牛乳に置き換えてしまうと上手くいかないこともあります。
そのため、牛乳の量を調整する必要があります。
方法としては、必要とする水分量に1.1をかけて、足りない1割の水分量を簡易的に補います。
たとえば、今回のレシピで言えば、必要とする水の量は190mlなので、190ml×1.1=209ml
牛乳の量は、キリのいいところで210mlとなります。
・・・とのことです。
僕も上記のことは初めて知ったのですが、パン作りに関して情報発信をしているサイトを見ると、水を牛乳に置き換えてパンを作る場合は牛乳の量を調整する必要があるようです。
ミルク食パン、ふわふわ食感で牛乳の風味がうまい!
ミルク食パン出来上がりはこちらです。
真ん中に大きなくぼみができてしまってますね…。
原因は過発酵。
室温は25℃でしたが、
台所で保管の強力粉の温度を測ってみたら27℃。
牛乳もレンジで温めてみたら23℃に・・・結果として生地の温度が高くなり過発酵になってしまったようです。
においは食べる分には問題ありませんが、意識して嗅ぐと独特のアルコール臭のようなにおいがします。
でも食べてみたら、ミルク食パン、めちゃくちゃうまい!!
最初は甘さ、そして食べていると次第に感じられる牛乳のまろやかな味。
決して強い味が来るのではなく、牛乳の優しく豊かな味わいが確実に口に広がってとてもおいしい!後味もいいです。
控えめながらパンの味を支える縁の下の力持ちのような存在、牛乳にはそんな印象を持ちました。
食感はふわふわ、しっとり、もっちり。
牛乳に生地を柔らかくする効果はないらしいですが、水で作るいつもの食パンよりふわふわして柔らかいです。
ミルク食パンこんなにおいしいとは…。個人的に毎日食べれるレベル、そのくらいおいしいです。
食べるタイミングは、焼き上がり直後よりも翌日の方が牛乳の味が感じやすく、翌日の方がおすすめです。
過発酵になったのでリベンジ
初めて作ったミルク食パン、味には満足ですが、過発酵でへこんでしまったのでリベンジです。
今度は、室温はもちろん、材料の温度にも気を付けました。が・・・
結果は、真ん中にラインができるようにへこんでしまいました。
過発酵になった原因は、HB自体の温度が高かったことかと。
パンを作った部屋の温度は25℃未満で問題はありませんでしたが、パンを焼く直前までHBを保管していた部屋の温度が25℃を超えていました。
そのため材料や室温には問題がなくても、HB自体の温度が高くなった状況でパンを作ってしまったことから過発酵になったと考えられます。
ちなみにアルコール臭はしましたが、味は問題なくおいしい味でした。
再び過発酵になったので3度目の挑戦
また過発酵になってしまったので、3度目の正直を目指して挑戦。
この日は季節外れの低温で最高気温が20℃前半の気候。
この状況では材料、室温が約21℃~22℃。HBも高温になることがなく、これなら文句ないだろう!と
HBのスタートボンタンをポチっと。
結果は
やっと膨らんだ!
普通どころか今までにない膨らみ。
高さは14cm。
今度はアルコール臭もありません。(焼き上がりの直後いつものは、少しはあります。)
おわりに
はじめてミルク食パンを作ってみましたが、水を牛乳に変えるだけでふわふわやわらか食感、牛乳の豊かな風味があるおいしいパンができました。
今回は牛乳の種類別で言うと、正確には"牛乳"ではなく"乳飲料"で作ってみましたが問題なくパンが作れました。
夏場の高温は過発酵になるとは聞いていましたが、パンがこんなにくぼむようにへこむとは…。勉強になりました。